大学には、日本以外の国からも勉強のために留学している生徒がたくさんいます。
そういった生徒は、大学から遠いところに住むことはほとんどなく、大学まで自転車や徒歩で通えたり、電車の移動でも1駅や2駅のところに住むことが普通でしょう。
留学している学生を受け入れている大学にとって、その留学生が生活していくのは、大学周辺の地域であることを認識しなければなりません。留学生にとって、その大学で学べることだけが勉強ではありません。日本に来て、日本の文化を知っていくことが一つの勉強であり、日本の文化に興味があったからこそ、日本への留学を決めているのです。留学生は、大学での生活以外では、その地域の人達と生活していくことになります。それが小さな商店だろうが、コンビニだろうが、留学生にとっては貴重な経験の一つなのです。大学と地域との連携は、こういった留学生目線から始まることもあるのです。
留学生を受け入れる大学
芸術大学の面白さ
地域と大学の交流が活発なところでは、地域住民が大学の中にある程度まで入ることができるようになっています。
もちろん、最近は物騒な世の中ですから、セキュリティとか安全面での対策はいろいろと取られているのですが、それでも地域とうまく連携できているところは少なくありません。
そんな中でも、芸術大学の中に入ってみると面白いですよ。そこら中に学生たちの作品が展示されていたり、建物や施設そのものがアーティスティックに飾られていたりします。建築の勉強が分からなくても、そういった建物を見ていると、なんか右脳が鍛えられたというか、イメージングのスキルアップになったような気がすると思います。
芸術大学には、一般的な大学には無い活動もありますし、興味深い講義もたくさんあります。地域の方々は、決して臆病になることなく、積極的に大学に絡んでいきましょう。地域住民あっての大学ですから、頑なに断るようなことは無いと思いますよ。
少子化による大学の役目
大学への入学希望者が減ってきています。進学しない人が増えたというよりも、根本的に子供の数が減ってきているのです。少子化の影響は、大学のような機関に直撃しており、閉めなければいけないような大学も増えてきているのです。そして、少子化になればなるほど、大学側は入学してくる大学生だけに向けた教育では、今後の大学としての存在意義が問われていきます。
大学とは、その地域に住む人とのネットワークの中で、地域に貢献していかなければならないとされています。そのため、少子化の流れに合わせて、大学での公開講座などが増えてきています。大学生だけに対しての教育を広めていくのではなく、地域の人達に対して教育と広めていくことが大切です。
大学という一種の特殊な機関は、そこだけにおさまるのではなく、地域連携してこそのものなのです。
少子化のような社会の流れをきっかけにして、全国的な地域連携の輪が広がっていくと、大学が存在する意義が地域の人達に認識されていくと思います。
地域づくりのきっかけ
大学生が地域づくりについて関心を持つには、それなりのきっかけが必要です。そのきっかけを見つけるには、地域の人々との交流が不可欠だと思います。
現状を知らないままに、地域にとって為になることを大学生が、または大学が実施していくことなど出来ないからです。
そこで、大学生達には、地域づくりのきっかけをつくるためのコンペのような機会が設けられている大学もあります。地域づくりのために、どのようなことが出来るか。それは大学と地域との連携を強化するだけではなく、大学生として何ができるか、実際に自分たちが社会人になってくためにどのような意識が必要なのか。こういったコンペや個人の発表のようなものは、これまで受身だった学生たちにとっては、自主性の向上にもなり、リアルな世界で自分たちの力を試すきっかけにもなります。
まだまだこういった地域連携に積極的でない大学もありますが、少しずつ、機会を増やして、大学のあるべき姿を追求していくようなことになるのではないでしょうか。